てのひらの空

雨の境目

しとしと降る雨の中
かさもささずに立っている
目の前は青い空
暖かい太陽の光がさす

いつか雲が流されて
空はすっかり晴れるだろうと
身動きせずに待っている
あと一歩で
雨から抜け出せるというのに

待っていたって 雨はやまないよ
風だってそんな お人好しじゃない
立ち止まらないで 雨の中に
太陽がずっと呼んでるよ